日本医師会と民法772条
日本医師会が4月10日に「いわゆる300日ルールについて社団法人日本医師会の考え方」を読むと、「民法772条の趣旨に反する/反しない」とかいう表現が出てきますが、今の民法772条って、そんなに素晴らしいものなのでしょうか?これからも守っていかなければいけないものなのでしょうか?
民法772条の「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。」って、そんなに素晴らしい文言なのでしょうか?
http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070411_1.pdf
世の中には、「私は夫を愛しているから結婚したのであって、夫の子どもを産むのが当たり前だ」という妻が多いものの、そうでない妻も少なくないのです。なかには、あるサイトで見た例ですが、「旦那がB型だから、B型の男となら避妊しないで性交してもいいんだ」と考えている人もいるなど、最初から夫以外の子を産むつもりでいる人もいるそうです。
また、同医師会では「DNA鑑定をもとにかえって親子関係についての紛争を惹起することにならないか、母の不貞を明らかにすることで家族を混乱させることにならないか」と述べてますが、偽りの愛情で成り立っている家族なんて破壊すればいいのです。
そういえば、映画「愛の流刑地」のテーマソングに「私を壊して」とかいう部分があったけど、インチキな愛情・信頼関係で成り立つ夫婦関係なんか壊してもいいのです(それでも当の本人が修復したい、というなら別ですが)。DNA鑑定で母の不貞を明らかにすることは、インチキを摘発するためにも大きな意義があるのです。
それに子どもを育てるのに、ポケットマネーでできるものではないのです。夫が家族のためにと思って一生懸命働いて金を稼いでくるのに、高い税金をふんだくられた上に、妻の間男との情事のためのラブホテル代や間男の子どものメシ代で消えていくでは、男だ女だという前に「労働者への冒涜」と言わざるを得ません。
1985年に、西村寿行氏が「鬼の跫」という小説を出しましたが、あの物語には人妻とやたらと肉体関係をもつ由布という医者が出てきました。由布はどの人妻にも子どもを孕ませませんでしたが、日本医師会にはこの由布を地でいくような医者がいるので、その医者を弁護するためにこんな見解を出したのでは?と勘繰りたくなります。
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